http://okwave.jp/qa/q2550797.html
閉じ括弧(」)の手前の句点は必要ないのでしょうか?
「~でした。」は間違い「~でした」が正しいという指摘を受けたのですが、小学校の国語ではつけるように習ったと記憶しています。
「」内に複数の文章が続く場合、途中には句点が入り、最後だけ入らないのもおかしいと思うのですが、ネット上や小説なども混在していてどちらが日本語として正しい表記なのか判断つきません。
カッコのウケ(」)が文末を示すことは明白なので、句点は省略するのが書籍や雑誌等での表記ルールです。
が、児童書の類では次にウケ(」)がきても文末の原則どおりに句点をつけます。
なので、小学校の国語では
「今日学校でね、こんなことがあったよ。」
というように、カッコの前にも句点をつけて書くように教わる、というわけなのです。
ネット上では、表記ルールの統一というのは特になく、個人個人がそれぞれ自分が正しいと思うやりかたで文章を書いているので混在しているのではないでしょうか。
また、大人向けの出版物で、カッコの前に句点が来ているものがあるとすれば、それはプロの編集者やライターが書いたものではないと考えられます。実際、予算がないため、仕方なくデザイナーなどが原稿を書いている場合もあるので。
他に私が気づいたことでいえば、
本文中の?や!のあとは、1文字空けるのが原則ですが、これもネット上では混在しています。
例)
「犯人はあなたね!」
彼女が私を指して言った。
違う! 私は心の中で叫んだ。
カッコのウケ直前の「!」は1文字空ける必要はありませんが、
本文中の「!」のあとは空けます。
ただし、例外が…
例)
どうやったら誤解がとけるのだろう? と、私は必死で考えた。
彼女はポケットから手錠?を出して、私に近づいてくる。
「やめてくれ! 犯人は私ではない、あれは事故だったんだ」
2行目、手錠のあとの「?」は1文字空けていません。
疑問符、感嘆符のあとにカッコのウケがきた場合に空けないのと同様、文中に使用する場合で前後の文意に切れ目がないときも空けないで続けます。
判断基準としては、疑問符や感嘆符を句点に置き換えられるかどうか。
置き換えられる場合は1文字あけて、置き換えられない場合はあけずに続けます。
その他色々、原稿を書く際のルールがあるので、興味があれば以下のページにわかりやすく整理されていたのでのぞいて見てください。